イカメタル釣り 完全ガイド for Beginners

繊細なアタリを掛けていくゲーム性の高さから、多くの釣り人を魅了する「イカメタル」。状況を読み解き、戦略がハマれば初心者でも爆釣が狙える、最高にエキサイティングな釣りです。このガイドでは、釣果を最大化するための全てを網羅的に解説します。

STEP 011. 仕掛け(タックルとリグ)

イカメタルでは主に「オバマリグ」と「オモリグ」の2種類を使い分けることが、釣果を伸ばす絶対的な鍵となります。
船宿ルールを確認! 船宿によっては使用できる仕掛けにルールがある場合があります。釣行前には必ず確認しましょう。
1.1. タックル全般
  • ロッド: ベイト(6ft前後・カウンター付が最強)、スピニング(6〜7ft前後・広範囲用)、オモリグ用(7ft前後・強め設定)。タイラバロッド等でも代用可能です。
  • リール: ベイト(カウンター付きが圧倒的推奨)、スピニング(2500〜3000番。オモリグは4000番前後)。
  • ライン: PE 0.6号前後(オモリグは0.8号)を200m以上。10mごとの色分けタイプが必須。リーダーはフロロ2〜3号を2〜3m。
1.2. リグの種類と特徴
オバマリグ(基本) 鉛スッテとドロッパーを組み合わせた基本仕掛け。
  • 特徴: トラブルが少なく扱いやすい。船下を効率よく探り、数釣りに向く。
  • 鉛スッテ: 船長指定の重さを中心に±5号(15〜20号が一般的)。
  • ドロッパー: 2〜2.5号が基準。潮が速ければエギが有効。
オモリグ(大型・低活性) 中オモリ式でエギをナチュラルに漂わせる。
  • 特徴: スレたイカや大型に有効。キャストして広範囲を探れる。
  • シンカー: 鉛スッテより5号ほど重いものを用意。
  • エギ: 専用エギ(2.5号前後)が最適。
鉛スッテ単体(ひとつスッテ): 鉛スッテを直結した超シンプル仕掛け。トラブルレスで飛距離抜群。高活性時のフォール狙いで爆発力を秘めます。

STEP 022. アクション(誘い方とアタリの取り方)

イカメタル最大の醍醐味は、その日のヒットパターンをいち早く見つけ出すこと。全ての鍵は「止め(ステイ)」にあります。
基本的な誘い方

1リフト&フォール: 竿を大きく持ち上げて、ゆっくりと下げていく基本アクション。

2シェイク&ステイ: 細かく震わせてアピールし、ピタッと止める。「動」と「静」のメリハリが重要です。

アタリの見極めとアワセ
  • 多彩なアタリ: 穂先が「グッ」と引き込まれるだけでなく、「フワッ」と持ち上がる食い上げアタリなど様々です。
  • 違和感は即アワセ: 「ん?」と感じたら、迷わず即座にアワセを入れるのが釣果を伸ばす秘訣です。
  • 追い乗りを誘う: 掛け損ねても諦めずに、その場で再度誘うと、もう一度アタックしてくることが多々あります。

STEP 033. 釣果を最大化するためのコツ

3.1. スッテのカラーローテーション 釣果に最も直結する要素の一つ。対照的なカラーで始め、その日のヒットカラーを探し出しましょう。数杯釣れたらあえてカラーを変えることで、イカがスレるのを防ぎ、釣果を持続させることができます。
3.2. 時間帯とタナ(水深)の把握
  • 点灯前 (明るい時間): イカは海底付近にいるため、ボトム(底)を徹底的に攻めます。
  • 点灯後 (暗い時間): 集魚灯に集まり、イカは浮いてきます。カウンターリールや船長のアナウンスを頼りに、ヒットしたタナを集中して狙いましょう。
3.3. 巻き上げとドラグ設定

・巻き上げ: 一定速度で優しく巻き上げます。

ポンピング厳禁! 身切れを防ぐため、ロッドを上下させるポンピングは絶対に行わないでください。

・ドラグ: 少し緩めが基本。強くシャクった時に「ジッ」とラインが滑る程度に調整します。

3.4. オモリグの戦略的活用 オバマリグでアタリが遠のいた時こそ、オモリグの出番です。他の人が攻めていない範囲を探り、スレた大型イカを攻略する強力な武器となります。