キハダキャスティング完全攻略ガイド
キハダマグロのキャスティングゲームは、ルアーフィッシングの中でも特に難易度が高いとされていますが、その分、釣り上げたときの達成感は計り知れません。初心者から上級者まで役立つよう、ポイントを詳細に解説します。
STEP 01心構えと気遣い
心構えと気遣い
キハダマグロをキャスティングで狙うことは「奇跡」に近いことだと心構えを持つことが重要とされます。釣れることは稀で、釣れないことがごく普通だという認識で臨むことで、精神的な余裕が生まれます。
また、キハダがヒットした際には周囲のアングラーの協力が必要不可欠となるため、出船前にはしっかりとコミュニケーションを取り、協力体制を築いておくことが大切です。乗合船では公平にチャンスが与えられるよう、船長の指示に従って座席をローテーションすることが一般的です。
また、キハダがヒットした際には周囲のアングラーの協力が必要不可欠となるため、出船前にはしっかりとコミュニケーションを取り、協力体制を築いておくことが大切です。乗合船では公平にチャンスが与えられるよう、船長の指示に従って座席をローテーションすることが一般的です。
船宿・現場のルール
船によってオーバーヘッドキャストの禁止や、フックのバーブレス(かえしなし)の使用が義務付けられている場合があります。乗船前に必ず船宿のルールを確認し、安全な釣行を心がけましょう。
キャスティング時には、他の人とのラインクロス(糸絡み)に注意し、もし他の人がキハダを掛けた場合は、すぐに自分のルアーを回収する配慮が必要です。キハダの巨体が弾丸のように疾走するため、PEラインが交差すると簡単に両方とも切れてしまうからです。
キャスティング時には、他の人とのラインクロス(糸絡み)に注意し、もし他の人がキハダを掛けた場合は、すぐに自分のルアーを回収する配慮が必要です。キハダの巨体が弾丸のように疾走するため、PEラインが交差すると簡単に両方とも切れてしまうからです。
特にミヨシ(船首)からキャストする際は、船が完全に停止する前に最初に投げることが多いため、後方のアングラーとラインクロスしないよう、できるだけ前方に投げるように心がけましょう。また、アンダーハンドキャストなど、様々なキャスト方法を習得しておくことも、釣り座によっては必要となります。
STEP 02タックルの選定と準備
1. ロッド
長さ: 一般的には8フィート前後が推奨されます。長いほど飛距離が出やすい反面、取り回しが難しくなります。
ミディアム(基本)
8ft台 MHクラス。PE4〜5号。最初に揃えるのにおすすめ。
ヘビー(大型狙い)
8ft台 Hクラス。PE6〜8号。大型キハダも視野に入れた強靭な設定。
ライト(小型・低活性)
7ft後半〜8ft台 Mクラス。PE2.5〜3号。小型ルアーにしか反応しない状況に。
選定の基本: 確実にキャッチするためには、可能な範囲で強いタックルを選ぶことが有利とされます。最低でも大型・小型ルアー用の2セットは用意しておくと良いでしょう。
2. リール・メインライン
- リール: メインラインを300m以上巻けるもの(14000〜18000番)。ハイギア(HG/XG)が望ましいです。
- メインライン(PE): 4号から8号が一般的で、特に6号がおすすめ。毛羽立ちや傷みはブレイクの原因となるため、こまめなケアを怠らないようにしましょう。
3. リーダー・結束・フック
- リーダー: 80lbから150lb以上。長さは約1m〜2.5m程度。ノットがガイド内に入らないように調整することが重要です。
- 結束: FGノットやPRノットなど。しっかりと締め込むことが肝心です。
- フック: キハダの強大なパワーに対応できる強度を持つもの。バーブレス推奨の船もあります。
STEP 03ルアーの選定とアクション
1. ベイトに合わせる(マッチザベイト)
その日のベイト(餌となる小魚)の種類やサイズを正確に把握し、近いサイズのルアーをセレクトすることが釣果を上げる基本です。
2. ルアーの種類と使い方
- ダイビングペンシル: 14cmから24cm程度。竿先を下げて引き、戻す際に弛んだラインを巻き取ります。
- ポッパー: 大口径(アピール重視)と小口径(波動重視)があります。ポッピング&ポーズが基本。
- シンキングペンシル: 40gから70g。イワシダンゴを狙う際などに活躍。沈めてから巻き上げるアクションを繰り返します。
アクションの極意
「ポーズ(静止)」が最も重要な要素であり、「ゆっくり」動かすことがキモになります。バイトは着水後3アクション以内が多いとされます。
STEP 04キャスティングの実践
1. 周囲の状況判断と精度
1安全確認: 必ず後方を確認。ペンデュラムキャストのように大きく後ろに振るのではなく、一度止めてからキャストするのが基本です。
2横振り厳禁: 危険が増大し、正確性も低下するため避けるべきです。真っ直ぐ振りかぶり、真っ直ぐ振り下ろすことを意識しましょう。
3狙い方: ナブラの進行方向の前方にキャスト。中心ではなく脇に落とすことを心掛けましょう。
4ラインメンディング: キャスト後のラインスラックを適切にコントロール。特に「ホットケ」では不可欠です。
STEP 05ヒットからキャッチまでのファイト
1. フッキングとファーストラン
焦って大合わせするのは禁物。ロッドに魚の重さを感じたら鋭く小さく合わせます。ヒット後、キハダが走っている間は無理に止めず、相手が疲れて止まるまで走らせるのが鉄則です。
2. ファイトと巻き上げ
1ポンピング: 魚が止まったら攻守交替。テンションを抜かないことが最も重要です。
2ドラグ調整: 魚が弱るにつれて、徐々にドラグを締めていくのがセオリーです。
3ランディング: 船縁で「マグロ回り(旋回)」が始まったら、近づくタイミングでラインを回収。最後はネットやギャフで取り込みます。
STEP 06持ち物・便利グッズ
必需品リスト
ライフジャケット / 偏光グラス / 帽子 / グローブ / 飲み物・食べ物 / 日焼け止め / 防水バッグ
便利グッズ
プライヤー / ラインカッター / ライン保護スプレー / リール保護ケース / 大型クーラーボックス / 予備ライン
まとめ
キハダキャスティングは、多くの要素が絡み合う難しい釣りですが、適切な準備と冷静な判断、そして経験を積むことで、憧れの巨大魚を釣り上げるチャンスは必ず訪れます。
